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運命とは?







「運命って、やっぱりあるんですか?」





これもよく訊かれる質問です。



単刀直入に答えますと、YES。
運命は在ります。




そう答えますと、



「な~んだ、運命が決まっているのだったら、もう何をやっても仕方ないじゃん。

努力したって、もう決まっているのだったら、運命に任せていきるしかないじゃん。」




と投げやりなことを言う人も居ます。




運命は決まっているとしたら、その解釈の仕方によって、
このような間違った捉え方をする人も出てくると思いますので、
もう少し、正確に説明したいと思います。





「運命は決まっているものの、それは人間の思考の尺度で認識しているような細かい部分には無頓着である。」



ということです。





何故なら運命を司っているのは、人知の及ばぬ偉大なスケールなものであり、何処かの誰かが決めた現時点でのシステムとか、価値とか、そのような人工物に対して、各自がどのように人生の上で対応するか?などについて細かく設定されているわけでは無いからです。





もし例えるならば、運命というものは大きな波のようなものであります。




波は、大洋の彼方で発生して海を渡り、
やがて陸に近づいて、泡と消えます。



水平な面に波が生じて、それはウネリとなって成長し、
やがて浜辺に到達して砕け散るということは運命づけられていて
避けることは出来ません。



しかし、我々はその波に乗るサーファーのようなものです。





絶妙のタイミングで二度とない唯一の波を捉えて滑り始めます。

やがて最後は、その波は崩れ去りますが、
それまでの間、サーファーは波の上に自分独自のトラック(軌跡)を刻んでゆけるのです。





そうです!

運命は決まってはいるが、十分な幅があるということです。



運命という波をどのように乗りこなすか?
それは、あなた自身が決めればよいのです。

ありがたいことです!






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